トリノフ求めてインターナショナルオーディオショーに行ってきた。 |
有楽町国際フォーラムの2015東京インターナショナルオーディオショーに行ってきた。
もちろん目当てはステラのブースのトリノフ・オーディオ。
だったんだけど。
最終日の夕方に行ったせいか想像以上の混雑ぶり。
ステラとアキュフェーズと太陽のブースに寄ったけど、どこも講演を行っていて、やたら人だかりしていたり、係りの人も講演のサポートで忙しそうだったりで、ゆっくり出展社の人と会話できなかったのが残念だった。
1)ステラのブース
CH Precisionのゼファンと一緒の部屋でブースを構えていた。仲がいいのかしら。
ちょうどステレオサウンドで常連の柳沢さんというオーディオ評論家の講演の最中だった。
TechDASというアナログプレーヤーを肴にしたものだったが、みたところ、プリアンプとパワーアンプはコンステレーションオーディオの超ど級な感じのやつ、スピーカーはゼファン扱いのOcean Way(多分)。
トリノフオーディオのST2 HiFiがプリとパワーの間にかましてある様子。
【柳沢さんの音はきっつい】
柳沢さんはヴォーカル中心に何枚かアナログレコードをかけてくれたが、私の耳にはどれも高域がきつくて長く聴くのが辛い音だった…。
ふとあたりを見回すとじじいばかりだ。柳沢さんも相当なお年のはず。
高域の感度が鈍くなっているような高齢者には、こういう音が合っているのだろうか。
【アメジストは私にはおすすめではない?】
講演中だったけど目的は果たさねば。カタログ置き場の前にいた係りの人にトリノフ・オーディオについて気になってることを質問してみる。
質:Mimesis37Sigをアメジストと入れ替えると幸せになれるか。
答:なれない。37SigとTelos350の間にST2 HiFi入れた方がいい。更にいいプリ求めるならCH PrecisionのL1がいい。
おー、アメジストダメですか。明快な回答をいただきました。
3D音場補正機能がメインで、プリはおまけみたいなもの。悪くはないが、37SigやL1に勝るものでないと。
むー、ステレオサウンド195号の三浦氏の記事も微妙な表現だったしなぁ。
あとは試聴機借りるしかないか。
そういえば、触っちゃいかんと書いてあった展示機、筐体をコツコツつついてしまった。
写真で感じられるほどのペラペラ感はなかった。
2)アキュフェーズのブース
【アキュフェーズの音はやっぱり…】
もやもやしながら隣の隣に構えていたアキュフェーズのブースにも立ち寄ってみた。
ここはC3850をテーマに講演中だったが、評論家に任せず出展社みずからがプレゼンテーションしていた。スピーカーはタンノイの同軸型。
真面目な説明ぶり。
でてきた音もまじめ、マジメ、真面目。地味だけど堅実な音。心躍らない音。
耳に刺さったけど柳沢さんの音の方がまだいい。
ああ、やっぱり趣味が合わないアキュフェーズ。
3)太陽インターナショナルのブース
【お目当てはnagraだったんだけど】
ここでもステレオサウンドレギュラー評論家、傅さんの講演が行われていた。
すごい人気で人がいっぱい。でもステラの時よりもお客さんの年齢は若返っていた(とはいえ若者は皆無。じじいからおっさんになった程度だか)
前面の壁にはQRDディフラクタルとディフューザーとアブフューザーが設置。
デモ機は、スピーカーはアヴァロン。dcsのプレーヤー、ジェフのアンプ。隣にnagraのHD AMP。nagraらしくない巨大さに驚く。
【やっぱり予想通りだった傅さんの音】
ドヴォルザークの新世界のCDをかけて、ワンポイント録音とマルチマイク録音の聴こえ方の違いを披露していた。
ステレオサウンドの記事を通じてイメージした通りの音で、ふわっと柔らかく優しい音触、おかまの音。音量もステラやアキュフェーズのブースの時より絞り目。
まさに私が理想とする音だった。
nagraの音は聞けずじまいだったけど、傅さんの音が聴けて満足。
この音の方向は、アキュフェーズDG58を挿入して、GoldmundパワーアンプTelos350のAlize6を作動させたときの微粒子音と同じだ。
やっぱり、トリノフST2 HiFiかアキュフェーズDG58か、どっちか買うしかなさそうだ。