Goldmundの都市伝説 電源極性問題を検証 |
Goldmundの電源はホットとコールドが逆になっている、という噂がある。
電源の差し込み口は普通のIECインレットだし、付属ケーブルも3Pプラグ(ハッブル製)&IECコネクタなので、そんなバカなことある訳ないじゃんと思っていた。でもひょんなことからMimesis 24MEとMimesis 37Sig付属の電源ケーブルの極性を調べたら逆になっていた。2台とも。
電源ケーブルが逆相になっている。
ネットを検索したら(ほとんど出てこなかったが)、このことに関して2種類の記述が混在している感じ。
1)電源ケーブルは逆相、機器は正相。要するにGoldmundは逆相でつなげるのが正しいのだ。理由は音が良いから。
2)電源ケーブルは逆相、機器も逆相。だからトータルで正相になる、というもの。
どっちだろう。
■Mimesis 24MEで出音での確認
a. 極性を意識せず、プラグと穴のカタチに従って素直に電源ケーブルをつなぐと、音場型でふわとくる。
b. 3P→2Pアダプターでプラグを180度回転させて差し込むと、音像型でくっきりはっきりする。
出音だけで判断すると、「a」は正相風、「b」は逆相風な音だ。
あれ、じゃあ上の2)が正しいのかな。
■テスターで24MEの極性を確認
わざわざAmazonで買ってしまいましたよ、テスター。
「a」のつなぎ方だと、
「b」のつなぎ方だと、
あらまぁ、あっさり答えがでてしまいました。
電源ケーブルは逆相、機器も逆相、トータルで正相、だった。嘘のようなホントの話。出音での確認とも一致。
ということは、Goldmund機器に社外の電源ケーブルを使うと逆相になってしまう。何故そんなことをするかなぁ。「社外品なんかに勝手に換えるな。付属の電源ケーブルをしつかり使え、このタコ!」というメッセージなのか。そういえばGoldmundはシステムコンポだからなぁ。
Goldmundだけでなく、スイスの高額オーディオ機器は皆そうなっているとの書き込みもあったが、ほんまかいな。
やっかいなのは、Telos350付属の電源ケーブルは正相になっていること。比較的新しいモデルは「グローバル」な仕様に直っているのだろうか。ややこしいことするなぁ、Goldmund。