酔狂? |
花輪君(上)とポンコツ君(下)。2台でスタック。それぞれでモノラル再生させたときの写真。
久しぶりのオーディオネタ。
オーディオ界のポルシェ959(ほんとか?)、Goldmund Mimesis24MEをもう1台入手してしまった。
1台目は外観が傷だらけな上に、冬になると静電気で勝手に再起動を繰り返すポンコツ君。音がいいだけに、なんとかならんかなぁとストレスになっていたのだ。そんなときにふと覗いたヤフオクで「24ME美品」なるものを発見!これは落札するしかないとカッとなって入札を続け…、気がついたら落札していた。
実はポンコツ君もヤフオク。それで失敗した筈なのに我ながら懲りない。
でも2台目は違った。落札2日後に丁寧に丁寧に梱包された商品が到着。中に入っていたのはぴっかぴかな極上24ME。加えて出品者の方も親切な方で、尚且つ商品知識も豊富。使い方で分からないことを質問すると的確なアドバイスを即返してくれる。それに甘えて随分迷惑をかけてしまったけれど、ヤフオクの落札でこんなに幸せな気分になったのは初めてだ。
一番助かったのは「リセット」を教えてもらったこと。
セッティング後、あれこれいじったけど音が出ない(汗)。さっぱり出ない。電源オンオフしても出ない。出品者の方に助けを求めたら「リセットすべし」との即レス。24MEのリセットは、CH1、CH3、CH5、CH7の同時押し。ビンゴ!嘘のようにあっさり音が出た!!
デジタルアンプは環境が変化したらリセットが基本。数週間前にソニーのAVアンプ5700ESが突然緘黙、マニュアル引っ張り出してリセットで回復させたばかりだというのに。気がつかなかった。俺ってダメだな。
さて、このぴかぴか24ME、私で3代目のオーナーなのだそうだ。
嬉しくなって花輪君と命名(なんで?)。
因みに裏面に貼ってあるシールのシリアルナンバーを見ると、
・ポンコツ君:30404779
・花輪君:50410706
304とか504が世代みたいなもので、その後の4779や10706が通しの製造番号かな。でも24MEって1万台以上も生産されたのだろうか?かなり怪しい。まぁなんだか意味はよく分からないが、花輪君の方が後期型っぽい。花輪君の前面パネルには各種スイッチの名称が親切に印字されている。初期型と思われるポンコツ君には何も無し。
でも2台を並べてみると、意外とポンコツ君もポンコツでないことが分かってくる。
・フロントパネルとカーボン天板の隙間から赤いLEDが漏れるのは花輪君も同じ。雨漏りは仕様だったのだ。
・16あるデジタル出力の5〜12はクロック信号だけで音声信号が出てないのも同じ。
・ボリュームを絞るとあるところから音が出なくなるのも同じ。ポンコツ君は18以下で出なくなるけど、花輪君は20以下。この違いはカスタマイズ設定が影響しているらしい。
・音はポンコツ君と花輪君で変わらなかった。どっちもいい音。試しにポンコツ君をLch、花輪君をRchにして同時再生してみたが、違和感全然無し。バカなことやってるよね。
意外とやるじゃん、ポンコツ君!
でもこのポンコツ君、これからどうしようか悩み中。結構出来る子なのは分かったけど、気絶癖があるのが致命的(こういうのは修理に出しても再現しないのだ)。ヤフオクに出すのは憚られる。といって、多くの中古店では24MEの買い取りは止めているし(特殊商品ゆえ)。
音は良いんだし、夏だけ使うってことにして、無理に手放すことないか。