QRDディフラクタル導入 |
手をたたくとビビーンとフラッターエコーが発生して、部屋の音が乗ると同時に細かい音をマスクしてしまう。さらに定在波の影響で、視聴ポジションからは低音の量感が今一つ。
さてどう対策するか。
アキュフェーズDG48(キャリブレーション機能付きのイコライザー)の導入からいくか、QRDのような整音板で、まずは地道に部屋のアコースティックの改善からいくか。
似て非なる物。いずれは両方を導入しようと思っているが、さてどっちから入るか。
因みにお茶の水のオーディオユニオンの兄ちゃんからは、同じ目的のものだから両方導入するのはナンセンスと鼻で笑われた。でも私は今でも違うものだと思っている。
たしかにリスニングポジションでの「f特改善」という機能は被るとしても、ステージの奥行や高さや定位感まで同じように表現してくれるものとは思っていない。
さてどうしようかと迷った末に、イコライザーはよりハイレゾな「DG58」にいずれ進化したときに導入しようと後まわしにして、まずは部屋の基本アコースティック環境の改善から手をつけようと、QRDを購入した次第。
まずは「試し買い」でQRDディフラクタル(高さ1800mm×幅600mm×奥行100mm)を2枚購入。ヨドバシ.comでポチって1ヶ月後にようやく納品。
FOOTという純正の足をとりつけて、2枚並べてスピーカー後方の壁に立てかけてみた。
さてその音、気付いたことを列挙すると、
・スピーカーの音離れが改善
・これまでマスクされていた細かい音が聞こえやすくなった
・時に耳に突き刺さっていた広域のきつさがほぐれている
・曲によっては騒がしい(特にJPOP)
・でもボーカルのセンター定位はより安定
・バイオリンやボーカルの音が滑らかになった
てな感じかな。
一つ気になることもある。
これまでになかった付帯音も聞こえてきて、これはディフラクタル特有の鳴き?かと疑っている。
まぁ「それなり」の効果はあったものの、費用対効果からすると「?」な感じも実はしている。
まぁ、まだセンター2枚設置のみなので、左右の壁の1次反射部分に「アブフューザー」を、低在波対策に後方の壁にも「アブフューザー」を設置したい。
さらには「スカイライン」を天井に設置してみないとだめなのかなとも思ったり。
まさにQRD地獄。これだけ設置するといくらだ?と試算すると、あまりの巨額さにこれでいいのかと悩んでしまう。
役割が違うと言ったけど、アキュフェーズDG48買っちまった方が安いじゃん。
写真:2012年2月4日(土)QRDディフラクタル
NikonD700,AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
RAW、ISO2000(ISOオート)、F6.7、1/125
Capture NX2+PSCS5
SACDプレーヤーも届いたし、買いだめてあったSACDをどんどん聴きたいところだが、寒くて寒くてなかなかオーディオルームに入る気がしない。