ライカSLを愚痴る |
クレマチス白万重の八重咲き。花から雄しべ?雌しべ?がにょきっと伸びてきて、なんだか不気味。コレは一体何だろう。
アポズミクロンSL75と90の発売がようやく決まった。その後予定されているのがズミクロンSL35とアポ・ズミクロンSL50だとか。ズミクロンシリーズはサイズ・デザイン皆お揃い。
うーん、こういうレンズラインナップならMで十分じゃんと思う。私的には。
暗いバリオエルマーSL16-35もずっと昔から予定はされているけど、どうでも良くなってきた。
ライカSLを初めて使った時に「これはいい!」と思ったのが、バリオエルマリートSL24-90の手ぶれ補正。ボディ+レンズの重ーい質量を帳消しにしてくれる。3.5段分というスペックを超えて、ファインダーを覗いた時の「手ぶれしなそう」と思わせてくれる安定感。でも他のSLレンズに付いてくる気配が全然ない。レンズラインナップがMをなぞるなら、尚更手ぶれ補正無しのSLシステムに価値無し!と思う。
手ぶれ補正は画質が落ちるって?保守派が言いそうだけど、それを何とかするのが技術革新ってものでしょう。SL24-90にだけ搭載されたのは妥協の産物?
私の鈍い反射神経と未熟なカメラスキルだと、成獣ごろ太は追えないのだ。バリオエルマリート24-90を向けるだけでプイッと顔背けて逃げられてしまうから、ロックオンすらできない。ごろ太には置きピンが確実。だったらマニュアルMレンズの方が使いやすい。
SLシステムのM化
SLシステムは当初、いきなり90-280を用意したり、F1の作例なんかも使って「スポーツ報道分野にも通用しそう」という期待感を作り出していた。でもいつの間にか広告写真家向け・作家向けに路線変更している。望遠もこれ1本きり。初動で売れなかったせいかもしれないけど、だからと言って、ライカの強い分野だけでSLを売っていこうという姿勢に傾きすぎると、ますますSLのM化をもたらすだろう。でかくて重いMもどきに魅力無し。Mだってどんどん高機能高性能化してる中、結局SLはMを超えられないのか。
やっぱりポルシェ928と同じ運命をたどるのか!
でもSLシステムを手にしたときの高品質感・舶来品感はとても気に入っている。ボディ内手ぶれ補正と瞳AFでも搭載されれば、そしてマクロレンズとマクロ撮影システムでもでれば、SL2考えないでもないけれど。そんなことにはならなそう。