「Waltz for Debby」でスイングしたら |
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2018年 07月 26日
写真はGoldmund lineal SPケーブルのスピーカー側。結構太めの同軸ケーブルの両端に写真の様なアダプターをねじ込む。緩むと歪みが乗るので、時々しっかり締め込む必要がある。ケーブルに接続部分が多いと管理も面倒なのだ。Goldmundのパワーアンプには専用の同軸出力端子が付いていて、アダプターを介さず直接ケーブルをねじ込める。Goldmundパワーアンプユーザーなら誰しもこの同軸出力からの音を聴いてみたいと思うのだ(ホント?) 長さ6m、アダプター付けて、当時新品価格で130万円もしたらしい。新品買ってくれた奇特な人がいたから、こうしてお下がりにありつける。 暑すぎて死者続出という異常な夏。地球も終わりなんじゃないかと思い始めている昨今、いかがお過ごしでしょうか。 呑気にオーディオネタ。超久しぶり。 ラダー型スピーカーケーブルのおかげで懸案だった高域の歪み感が減少し、我がオーディオライフは、細かいところはいろいろあるけど、まあまあこれでいっか的な平和な状態だった。 ところが家内からケチが付いた。「ちょっと聴かせろ」と何枚かCDを持ち込んで、すぐ中断。「つまらん音だ」「もっとマッキンみたいな音にならないのか」との失礼なご託宣。 「てめーっ!ゴールドムンドはマッキントッシュとは対極の音なんだ!」と反駁しつつも、家内が持ち込んだCDは、イーグルスとかBACKSTAGE BOYSなどのポップ、ロック系。つまらん音だというのも実は分かる。 私の場合、ソースは一部のクラシック。チェックポイントは高域の滑らかさ、ふわっと感、余韻の滞空時間の長さ。「低域」はほとんど関心外(笑)。だからそれでよかったのだ。 とはいえやっぱり「つまらん」と言われると気になってくる。自己不確実型の性格。つまらなくしている犯人は、クラシック音楽のリスニングに平和をもたらしてくれた立役者、ラダー型スピーカーケーブルであることは分かっている。このケーブルは歪み感の無さではとてもとても素晴らしいが、代わりに音をスリムにさせる。 しまい込んでいたGoldmund純正スピーカーケーブル(Goldmund Lineal SPケーブル)と交換。ああ、音の重心がずんと下がった。スリムな音からマッチョな音に変化。細マッチョ。珍しくジャズを聴いてみたくなる。 ビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」。ああ、演奏が生々しい。奏者がそこにいるよう。ラダー型ケーブルの時は、ステージが遠くにある感じで演奏も平板だった。「なんでこれが名盤中の名盤なんだ?」と数回聴いただけでしまい込んでいた物。それがGoldmundのスピーカーケーブルだとステージかぶりつき。ビル・エヴァンスのピアノが唄い、スコット・ラファロのベースがそれに絡む。目の前で。 ブログを書いている今も「Waltz for Debby」の愛らしいメロディとリズムが頭に響いて、体がスイング。 「Waltz for Debby」を聴いていたら、「これは何の曲だ?いい曲じゃないか」と家内が釣られてやってきた。そして前回NG出しのきっかけになったCDも聴き直して「マッキンみたいな音になってるぞ」だって。わはは、ざまみろ! これでめでたしめでたしならよかったのだが、そうはならない。クラシックがよろしくなくなる。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。オーケストラのヴァイオリンパートのさわさわした感じが減じる。イザベル・ファウストの高域ソロヴァイオリンに歪み感が少ーしだけど乗る。余韻の滞空時間が少ーしだけど短くなる。チェロやコントラバスやティンパニなど低音域楽器の存在感が向上するなど良いところもあるのだが、私的に一番気になるところで問題発生。 楽器の存在感が増す代わりに、ホールの空気感が濁るのだ。
因みに「Waltz for Debby」は良かったと書いたけど、実は左右に振り分けられた楽器の「真ん中」部分、クラブハウスの空気感(お客さんの笑いさざめく声、グラスの音、地下鉄の音?などなど)をしっかり伝えてくれたのはラダー型ケーブルの方だった。 これは分かっていたこと。およそ1年半前、コレがためにGoldmundのスピーカーケーブルをお蔵入りにして、ラダー型ケーブルを常用にしたのだった。そうだった。 ・でも一度Waltz for Debbyでスイングしちゃうと元に戻しがたい。ジャズは滅多に聴かないけれど。 ・でもやっぱり高域の歪み感は我慢できない。 ということで、この2つを両立させるのが今年のオーディオのテーマ。なんて、もうすぐ8月じゃん。
by gyabeau
| 2018-07-26 12:11
| オーディオ・ビジュアル
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