ライカM10-Pという選択 |
あれだけ暑かった夏があっという間にどこかに行って、そろそろ暖房焚こうかという位に肌寒くなってきた。秋を通り越してすぐに冬がやって来そうな予感。
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2018年 09月 12日
シルバー鏡筒のMレンズはアルミ製が増えたが、このズミクロン50はずしりと重い真鍮鏡筒のもの。ボディとレンズでクロームシルバーファッションを楽しむというのもMならでは。そんなことより一枚でも沢山写真を撮れよって?確かにその通り。最初の1枚は何撮ったって?ごろ太です(誰もそんなこと聞いてないか)。 あれだけ暑かった夏があっという間にどこかに行って、そろそろ暖房焚こうかという位に肌寒くなってきた。秋を通り越してすぐに冬がやって来そうな予感。 さて、ニコンZ6、Z7の発表をきっかけに、何故かライカM10-Pが無性に欲しくなってしまいました(笑)という話。 ニコンZ6、Z7が醸し出している真面目すぎる雰囲気に息が詰まりそうになった。良くも悪くも真面目な人たちがキチキチ作り込んだみたいなカメラ。そしてきっといろいろ配慮し過ぎた結果、どんなカメラとして打ち出したいのか、誰にどんな風に使って欲しいカメラなのか、私にはサッパリ伝わってこなかった。 ティザー広告で登場感を煽っておきながら、正式発表後の広告にメッセージ性が感じられないのがその証拠。もしかするとニコン自身もこのカメラのこと、よく分からなくなっているんじゃないか。 曰く、 ・Zシステム:「フルサイズミラーレスZ、始動」 →始動って、そんなこと誰でも分かる。むしろ先行ソニーαに対してビハインド感を強調している。ようやくいまから始動か、と。 ・Z7:「ニコン史上最高画質」 →D810と同じコピーがまた出た。でもミラーレスで最高画質がどう更新されたのか、わからない。 ・Z6:「オールラウンド フルサイズミラーレス」 →オールランドは広告的に禁句でしょう。メッセージ性ゼロ。 Zに込めたニコンの意気込み、なにかあるはずなのに、なにも響いてこない。 迎え撃つソニーαとのレベル差に悲しくなる。 ・α7R3:「その一台で、挑む。すべてに応える。」 →ソニーの意気込みがビンビン伝わってくる。メーカーの「挑み」に撮影者の「挑み」がシンクロして、おらやるぞ!と気持ちが上がる。ニコンも「最高画質」とか「オールラウンド」とか無難な物性表現でなく、こんな風に言えなかったかな。勿論、α7R3とZ6の格差というのはあるけれど。 そしてニコンの後にさらっと発表されたEOS R。いやぁ、これが凄かった。 ・「写真は進化する」 →え、進化って何?わくわく ・「EOS Rシステムはキヤノンの決意表明」 →え、どんな決意なの?わくわく ・「EOSを越えるのはやはりEOS」 →EFマウントのEOSを越えるぞという決意!?(いずれは)EF EOSを棄てちゃう覚悟の表明!?その根拠が大口径×ショートバックフォーカス×新マウント通信システム!! 凄い!潔い!カメラ本体のスタイルにその決意が感じられなかったのがちょっと残念だったけれど。 それで分かった。ニコンは既存のFマウントシステムを棄てられないんだ。いやいずれは棄てるのかもしれないけれど、Fマウントユーザーに気を遣ったんだろう。そしてFとの両立を目指した結果、Zシリーズは性格も打ち出し方も曖昧になってしまった、のではないか?その中途半端な姿勢、ニコン1より退化してないかい?ニコンは経営危機で崖っぷちに追い込まれていたはずだけど、D850のプチ成功で安心してしまったか。結局、どこまで逝っても跳べないニコン。 ・ニコンはFマウントとFマウントユーザーを傷つけないことが前提の過去の視点。 ・キャノンはEFマウントを越える(棄てる)決意表明という未来の視点。 ・そしてソニーは一貫して、一眼レフの2代巨人ニコンとキャノンに追いつけ追い越せのチャレンジの視点。 もう発売前に勝負ついてる感じ。 だめ押しだったのが、ツイッターに「Z6」「Z7」じゃなくて、「Z 6」「Z 7」と表記しないと失礼だ、とかなんとかいう誰かの書き込みを見たとき。ああ鬱陶しい。こういう輩がユーザーになっていくのだろうか。 この3社の中なら、キャノンかソニーの「こころざし」を買うかなぁ。でも、お互い睨み合った三つ巴の競争。その中でも配慮の塊のニコンが一番重苦しい感じ。一生懸命作られたものを、一生懸命働いている人が、一生懸命買う、なんかそんなカメラ達。 不謹慎に生きる今の自分にはふさわしくない。 そんな時、ほぼ同時期に発表・発売されたライカM10-Pに妙に惹かれた。 ボディを薄くして、感度ダイヤルを外付けして、ステルス性と称してレッドドットライカをネジに換えて、代わりに軍幹部にLeicaの筆記体ロゴを刻印して、そして歴代Mのどれよりもシャッター音を小さくしたという…。 日本の3大メーカーとは全然異なる土俵で一人マイペースにやっている。 ムック本やネットで開発者がカメラを構えてポーズを取っているパブリシティ写真をよく見かけるでしょう。 あの人たちの嬉しそうな顔ときたら! まるでおもちゃをいじる子ども。楽しくて楽しくてしょうがない様子が伝わってきて、こっちも見ているだけでワクワクしてくる。なんか今の私はそういうのが好き。いえ、M10-Pが不謹慎な人間向けのカメラということじゃなく。 きっと年取ったということかなぁ。
by gyabeau
| 2018-09-12 14:41
| デジタルカメラ
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