スローなデジタルライフ 2

くまモンのライカ、いいねぇ。

くまモンのライカが発表された。
特別モデル好きなライカ、こんなものまで出すんだという驚き。
発端は、くまモンからライカ社にアプローチしたらしいが。

かわいらしいとは思うけど、ライカCは要らないな...。

ライカMのくまモンは是非とも欲しい。
「M」のロゴがkumaMonになっているのがいいねぇ。ここまでやるのか。ライカ、、よほどくまモン気に入ったんだなというノリノリな感じがいい感じ。
こっちは参考出品で販売は未定とのこと。シルバーのM-P買っちまったばかりだけど、販売されたら買うしかないか...。

量産すればくまモンずきの中国人が土産にほいほい買ってくんじゃないかとは口の悪い家内の弁。ぎゃぼー！

ライカM-P(type240)で死んだ写真を撮るぞ

ライカならではのクロームファッションを楽しむ。ストラップはULYSSESのクラシコ・ドリット。長さ調整もできないシンプルなもの。細身だが上質で柔らかいので肩に食い込む感じがしない。ステルス性を高めたというM-Pなのに、ライカロゴがでかでかと表示されたビューファインダーEVF2を恥ずかしげもなく装着。このビューファインダーは中国製で安い作り・古いスペックにも関わらずとても高価。オリンパスのEV2にしとけばよかった。


M8で懲りたはずなのに、またまたライカMデジタル買ってしまった。最新のM type240。それもプレミアムなM-P。
ライカスノッブな人は「写真を撮るとはこういうことだ」などとのたまうのだろうが、はっきり言ってMでの撮影は苦行だ。
中央でのピント合わせ、ブライトフレームによるわかりにくい構図、そしてコサイン誤差も考慮したピント補正あるいは被写界深度調整…、もうそれだけでシャッターチャンスが逃げていく。

「ライカで撮った写真はみな死んでる」とは家内の弁だが、もたもた操作している間に被写体が死んでしまうのだろう。あるいは初めから死んでるものを撮っているとか。

そうでなければ、レンズの味を試すためのテスト撮影ショットだ。

「ライカの良さは被写体と撮影者に隔たりがないことだ」というあるライカ使いの名言がある。「撮るライカ２」という名著にも「ニコンキャノンの一眼レフは被写体を構築する作業、ライカは被写体を自然に切り取る作業」みたいなことが書いてあって、なるほど！と感心したのだが。

被写体（被写界？）を自然に切り取る写真は難しいのだ。主題がわかりにくく凡庸になりがちだ。それが死んでいるように感じさせるのだろうか。
被写体の鼓動まで感じられる生き生きとした写真は滅多に見かけない。
やはり分かりやすくていいなと思える写真はニコンやキャノンの一眼レフで「構築された」写真の方だ。作為のある写真ということかも。

なら、なぜライカMなのか。
自分でもよくわからない。マゾなのかもしれない。

でもまさにスローなデジタルライフを象徴する矛盾した存在、ライカM。
これで死んだ写真を量産するぞ。